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MacBook のスピーカーから雑音?ソフトの不調と故障の見分け方

MacBook のスピーカーから雑音がする。音楽の裏でかすかにサーッと鳴ることもあれば、動画の途中で数秒おきにプツッと鳴ることも、大きな音が出た瞬間にビリビリと割れることもあります。

心配になるのはいつも同じ点です。スピーカーが壊れたのではないか。たいていは壊れていません。Mac の雑音はソフトウェアの問題であることが多く、サウンドサービスの再起動で直るのはよくあることです。2 分でできるテストで、どちらのタイプかが分かります。

テスト: ソフトウェアかハードウェアか

設定を変える前に、次の 3 つを確認してください。

  1. 有線ヘッドフォンをつなぎ、同じ音を再生します。ヘッドフォンでも雑音がするなら、原因はスピーカーではなく、ソフトウェアである可能性がいちばん高くなります。
  2. 音量を 4 分の 1 ほどまで下げます。損傷したスピーカーは、たいてい小さな音では問題なく鳴り、音が大きくなるにつれて歪みます。ソフトウェアの不調なら、どの音量でも雑音が出ます。
  3. 左右それぞれを聴きます。システム設定 > サウンドでバランススライダを左いっぱいまで動かし、次に右いっぱいまで動かします。損傷はたいてい片側だけです。ソフトウェアによる雑音は両側で出ます。終わったらスライダを中央に戻してください。

ヘッドフォンではきれい、音が大きいほどひどい、片側だけ。この場合はスピーカーを疑ってください。それ以外なら、このまま読み進めてください。

ソフトウェアが原因でスピーカーから雑音が出る仕組み

Mac は音を小さなブロック単位で、1 秒におよそ 100 回のペースで作り出しています。どのブロックも時間どおりに用意できていなければなりません。Mac の負荷が高すぎて 1 つでも間に合わないと、そこに隙間ができます。音の隙間は、プツッ、パチッという音として聞こえます。

ビデオ通話中、ブラウザのタブを何十枚も開いているとき、動画を書き出しているとき、Mac が熱くなっているときに雑音が出やすいのは、このためです。何日も再起動していないときに出ることがあるのも同じ理由で、サウンドサービスが少しずつ不安定になっていくからです。

対処法 1: プロセッサを使っているものを終了する

アクティビティモニタを開き、CPU タブをクリックします。% CPU で並べ替えて、上位の数行を見てください。

重くて今は必要ないものを終了します。特に、動画を再生しているブラウザのタブ、仮想マシン、書き出しや同期をしているアプリです。負荷が下がるにつれて雑音が消えていくなら、原因はそこにあります。

対処法 2: サウンドサービスを再起動する

負荷を下げたら、次に試すのがこれです。ターミナルを開いて、次を実行してください。

sudo killall coreaudiod

Mac のパスワードを入力します。音が数秒止まり、そのあと macOS がサービスを起動し直します。これで雑音が消えることがよくあります。通話中や録音中には実行しないでください。詳しくは sudo killall coreaudiod の解説にまとめています。

対処法 3: サンプルレートを確認する

Audio MIDI設定(アプリケーション > ユーティリティにあります)を開きます。左のリストでスピーカーを選び、フォーマットを見てください。

通常は 44,100 Hz か 48,000 Hz です。意図して選んだ、より高いレートならそのままで構いません。オーディオやビデオのアプリが見慣れない値に変えてしまっていたら、48,000 Hz に戻します。macOS はレートを自動で変換しますが、変わったレートや、構成する各デバイスのレートがばらばらな機器セット(複数のデバイスをまとめたもの)は、音の乱れの原因になることがあります。

対処法 4: アプリを再起動し、次に Mac を再起動する

雑音が出るのが 1 つのアプリだけなら、そのアプリを終了して開き直します。特にブラウザはオーディオの状態がおかしくなることがあり、ブラウザを再起動すれば解消します。

何を鳴らしても雑音が出て、ここまでの手順でも直らないなら、Mac を再起動します。そのあとシステム設定 > 一般 > ソフトウェアアップデートを確認してください。アップデートで改善した例は過去にあります。2019 年、Apple は当時新しかった 16 インチ MacBook Pro のポップノイズがソフトウェアのバグであるとサービスプロバイダに伝え、macOS Catalina 10.15.2 で症状が軽くなった、あるいは消えたという報告がユーザーから寄せられました。

対処法 5: オーディオ系の追加ソフトを外す

イコライザ、音量ブースター、仮想オーディオデバイスは、アプリとスピーカーの間に入り込みます。出来のよくないものが 1 つあるだけで、すべての音に雑音が乗ることがあります。

その種のアプリをオフにするか終了して、もう一度聴いてみてください。雑音が止まれば、そのアプリが原因です。

原因がスピーカーだった場合

最初のテストでハードウェアが疑わしいと分かったら、スピーカーグリルにほこりやごみがないか確認し、柔らかく乾いたブラシでやさしく掃除します。開口部に液体やスプレーを近づけないでください。エアダスターも使わないでください。ごみをさらに奥へ押し込むことがあります。

そのうえで Apple Diagnostics を実行します。Apple シリコン搭載の Mac では、システムを終了し、起動オプションが表示されるまで電源ボタンを押し続けてから離し、Mac が再起動するまで Command + D を押し続けます。Intel 搭載の Mac では、起動中に D キーを押し続けます。スピーカーの故障は修理が必要なので、Apple サポートに問い合わせてください。

再現できない雑音をつかまえる

雑音の厄介なところは、出たり消えたりすることです。私たちの無料 Mac アプリ Soundshine Doctor が、次の 3 つの方法で役に立ちます。

  • オーディオのブロックが遅れたときに macOS が報告する再生の過負荷を監視し、最近何回起きたかを表示します。
  • I heard a crackle(雑音が聞こえた)ボタンがあり、押すとその時刻とオーディオ設定が保存されるので、Doctor の Activity(アクティビティ)ページのログに傾向が現れます。
  • 小さな音量のテスト音を左、右の順に鳴らします。左右のスピーカーを比べるのにいちばん確実な方法です。

リセットが適切な対処である場合は、Quick Fix(クイック修復)がターミナルなしでサウンドサービスを再起動します。アプリがマイクを使っている間、あるいは使っているかどうかを判定できないときは実行しません。また、この場合も macOS がパスワードを求めます。

Doctor は macOS から伝えられた情報を報告します。スピーカーの音を実際に聞くことはできないので、チェックで問題が出なくても雑音が消えた証明にはなりません。損傷したスピーカーを直すこともできません。macOS 15 以降が必要です。

Soundshine Doctor を無料でダウンロード。アカウントは不要で、Doctor が音声を録音することは一切ありません。

関連ガイド: Mac の音が出ないとき、Mac の音量が変えられないとき。

よくある質問

MacBook のスピーカーから雑音がするのはなぜですか?

雑音の原因は大きく 2 系統あります。ソフトウェア側は、負荷の高い Mac がオーディオ処理を時間内に終えられない、サウンドサービスが固まっている、サンプルレートが合っていない、といったものです。ハードウェア側は、スピーカーの損傷か、スピーカーグリルに入ったごみです。小さい音量で鳴らし、ヘッドフォンと聴き比べるテストで、たいていは見分けられます。

Mac の音のパチパチ、プツプツを直すには?

プロセッサをいちばん使っているアプリを終了し、ターミナルで sudo killall coreaudiod を実行してサウンドサービスを再起動します。雑音が 1 つのアプリだけで出るなら、そのアプリを再起動してください。ヘッドフォンではきれいに聞こえ、スピーカーでは音量を上げるほどひどくなり、それがたいてい片側だけなら、スピーカー自体が原因と考えられます。

雑音がするのは MacBook のスピーカーが壊れたということですか?

たいていは違います。壊れたスピーカーは常に同じように音が歪み、音量を上げるほどひどくなり、多くは左右どちらかだけに起こります。出たり消えたりする雑音や、Mac の負荷が高いときに出る雑音は、たいていソフトウェアが原因です。

Mac で雑音を検出するアプリはありますか?

Soundshine Doctor は無料のアプリで、音が途切れたときに macOS が報告する再生の過負荷を監視し、小さな音量の左右テスト音を鳴らし、サウンドサービスの再起動も代わりに行えます。macOS から伝えられた情報を報告するもので、スピーカーの音を実際に聞くことはできません。

Soundshine Doctor で直す

Soundshine Doctor は、Mac の音がおかしい原因を調べてワンクリックで直す無料アプリです。アカウント不要で、録音は一切しません。 アプリは現在英語のみです。