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Mac で YouTube の音声を録音する方法

Mac でブラウザタブの音声を録音しようとすると、他と同じ壁に当たります。macOS は自社の録音アプリにシステム音声を触らせません。QuickTime Player は動画が再生される間、律儀にマイクを録音し、スピーカーのくぐもった音を残してくれます。

きれいなデジタル録音を得る方法は次のとおりです。

まず法的な話

飛ばさずに率直に書いておきます。

YouTube の利用規約は、Premium のオフライン再生など YouTube 自身が提供する機能以外でのコンテンツ取得を禁じています。音声出力を録音するのはその制限に対する技術的な回避であり、規約は手段で区別していません。

明確に問題ないもの:自分のアップロード、クリエイティブ・コモンズなど再利用が明示的に許諾された素材、パブリックドメインの録音、許可を得た講義やウェビナー。明確に問題があるもの:他人の著作物の再配布、再公開、収益化。

ここを読んでいる人の多くは、リファレンス用の音源、オフラインで聴きたい講義、プロジェクトファイルを失った自分の動画の音声を求めています。判断は自分で。

方法 1:ブラウザを直接録音(ドライバ不要)

macOS 14.4 以降、アプリは Core Audio のプロセスタップで他アプリの音声を取り込めます。つまり Safari だけ、Chrome だけを、macOS に何もインストールせず録音できます。

  1. Soundshine Record を開き、録音の許可を一度だけ与えます。
  2. 音源一覧ですべてのシステム音声ではなくブラウザを名前で選びます。通知や Slack などが入りません。
  3. 形式を選びます。聴く用途なら AAC(.m4a)、編集するなら WAVAIFF
  4. 録音を押し、動画を再生します。
  5. 停止します。ファイルは ~/Music/SoundshineRecord にあります。

大事な点が 2 つ。ブラウザ側の音量は最大にしてください。取り込みはアプリ自身の出力レベルに従うため、20% で再生している動画は小さく録音されます。システム音量はスピーカーにしか影響しないので、好きな位置で構いません。

パススルーモニタリングにより、録音中も動画の音を聞けます。スピーカーではなく本アプリ経由で鳴るため、エコーや二重再生は起きません。

macOS 15 以降が必要です。買い切り $14.99、機能を試せるトライアルつき。

方法 2:BlackHole(無料)

BlackHole は無料のオープンソース仮想オーディオドライバです。

  1. existential.audio からインストールします。
  2. Audio MIDI 設定を開き、+ から複数出力装置を作成を選びます。
  3. BlackHole 2ch と実際の出力の両方にチェックを入れ、音が聞こえるようにします。
  4. システム設定 > サウンドでその複数出力装置を出力にします。
  5. QuickTime Player でファイル > 新規オーディオ収録を選び、山形をクリックして BlackHole 2ch を選びます。
  6. 録音し、動画を再生します。

設定さえ済めば無料で確実です。難点は全部をまとめて取り込むことで、途中で鳴った通知はファイルに永久に残ります。終わったらシステム出力をスピーカーに戻してください。

方法 3:OBS(無料)

すでに OBS を入れているなら、macOS 音声キャプチャソース(OBS 30 以降、macOS 13 以降)を追加してブラウザを指定し、録音します。アプリ単位の取り込みに正しく対応します。音声のためだけに設定するのは、思ったより手間です。

きれいに録るコツ

元の品質を超えられません。 128 kbps のストリームは WAV で録っても良くなりません。AAC 256 kbps なら小さく、聴感上の劣化もありません。

広告に注意。 広告つきの状態で長い動画を録ると広告も入ります。飛ばして後で切るか、編集できる形で録っておきます。

フェードインに注意。 再生開始時に音量をフェードするブラウザがあります。再生の 1 秒前から録音し、頭を切ってください。

サンプルレートを確認。 macOS は 48 kHz です。44.1 kHz で録ると無意味なリサンプルが入ります。

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1 つのファイルにまとめて録音する

Soundshine Record はシステム音声全体、または選んだアプリだけを、マイクと合わせて録音します。音源ごとに音量を調整でき、仮想ドライバのインストールも不要です。